ALL, religion

#6 イスラームの国のクリスマス

月が変わる前に、もうひとつ更新。


この間も書きましたが、
イラン国内では西暦が使用されていません。


モハンマドがしたとされる年を元年とする
歴が使用されています。


現在、1397年です。
年が変わるのは春分の日です。
年末年始でもないこちらはいたって通常通り。


クリスマスも同様、
多くの人にとってはなんら変わりのない日です。


語学学校も、

ショッピングモールも、

クリスマス仕様だけどね・・・


キリスト教の人が少ないのも理由ですが、
イベントとしても定着はしていません。


✳︎ ✳︎ ✳︎


私はクリスチャンではありませんが、
中高時代キリスト教系の学校に通っていたので
キリスト教には馴染みがあります。
クリスマスには、
教会に行きたくなります。


今年のクリスマスも、
教会に行きたくなりました。


✳︎ ✳︎ ✳︎


クリスマスの数日前、
イランの友達に一緒に行こうと誘うと、
教会に行くという考えを
今まで持ったことがなかったようで
嬉しそうに了承してくれた。


しかし、クリスマスイブの前日、
思いもよらない連絡が。


「自分たちは行けない。もしも、自分たちが教会に行ったことが分かったら、逮捕されるかもしれない。」


✳︎ ✳︎ ✳︎


クリスマスイブ、
やっぱり教会行けないだろうかと思い始める。


といっても情報は皆無。
インターネットで調べても
クリスマス礼拝の情報は見つからず。


それでもグーグルマップを見ると
住んでいる寮の近くにいくつか教会が。


礼拝がいつ行われるのかを知るためにも、
ひとまず直接行ってみることにした。


✳︎ ✳︎ ✳︎


近くまで足を運んだものの、真っ暗・・・


閉まっている様子だったので、
諦めて帰ろうとした


が、


せっかく来たし
ここは当たって砕けろだと思い、
ブザーを鳴らしてみた。


そしたら!!!


女性が応答してくれた。
クリスマスに教会に来たかったこと、礼拝の時間が知りたかったことを伝えた。


女性🤷‍♀️「外国人?」
私🙇‍♀️「日本人です。」


ドアが開いた。


図々しくも敷地内に入れてもらい、
礼拝堂を見学させてもらった。
人はいなかったが、
橙の照明が暖かさを感じさせた。


しばらくそこで一人時間を過ごしたあと、
先ほどの女性が
敷地内にある部屋に案内してくれた。


本当はここで
「すみません、失礼します!!」
というのがイラン的(「ターロフ」←この話はまた)なのだろう・・・
と思いつつ、部屋の中に入った。


2人の女性が他にいた。
フィリピン出身の人たちだった。
そのうち1人は司祭。


話を聞くと、
どうやらこの教会では
フィリピンからやって来たクリスチャンを中心に
活動が行われているらしい。


他にも韓国人や、
過去には日本人もいたとのこと。


ところでイラン人は・・・


🤷‍♀️「教会の中に入れられない。」


イラン国籍の親から生まれたら、
子どもはイラン国籍。つまり、ムスリム。
イスラーム国家で宗教を選択する自由はない。


教会の敷地内、至る所に監視カメラがあった。
イラン人がいないかどうか確認しているらしい。


最初にドアを開けてくれたフィリピン人女性には
イラン人の旦那さんがいる。


イラン国籍の人、
つまりムスリムと結婚する場合、
本来ならばムスリムにならなければならない。
これはイスラーム教上のルール。


彼女はキリスト教への信仰を貫ぬき
息子と共に教会に出入りしているが、
本来はそれさえも好ましくないことだという。


✳︎ ✳︎ ✳︎


これは、
誰でも教会に入れたら良いのに!
という話ではもちろんありません。


ある宗教への信仰心がある人は、
基本的に他の宗教の行事には参加しないだろうし
ましてやその行事に合わせて
他の宗教の礼拝所に行くことはないと思います。


これは、
教会に行く=イスラーム教以外の宗教を選ぶ
自由のない生活の話でした。


ある他の教会では、
イラン人も参加できる礼拝もあったと聞きましたが、どのようにそれが実現したのかは分かりません。


✳︎ ✳︎ ✳︎


あとで判明したことですが、
イランに多いアルメニア系の教会は
クリスマスを1月に祝うらしい・・・!


1月に潜入してきます💭


ではでは、良いお年を!!!!!

Leave a comment