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#7 モスク維持の裏側 〜イランのアート事情 Part.1〜

これから何回か続けて、

アートについて書くことにします。

中でも、視覚芸術に絞った話を。

 

 

イランで目にすることができる美術として

真っ先に思い浮かべるのは、

 

遺跡と出土品🤔💭

イスラーム前後の建築と美術🤔💭

 

といったところでしょうか。


言うまでもなく、遺跡やモスクは必見。

何千年、何百年前の技術の高さとその美しさには息を飲みます。

 

しかし、現在の人々も負けず劣らず。

 

 

(1) 修復技術

 

遺跡やモスク、絵画の

保存状態の良さの背景には

建設当時の技術だけでなく

修復技師たちの技術があることを忘れてはいけない。

 

先日、エスファハーンに旅行した。


エスファハーンは、サファヴィー朝時代に繁栄した古都(16c後半-18c前半)。


高校の世界史の授業などで「エスファハーンは世界の半分という言葉を

聞いたことのある人も多いのではないだろうか。

 

街の中心には、エマーム広場(「王の広場」「ナグシ・ジャハーン」

この広場には、世界遺産がなんと3つも!

 

そのうちの1つ、アーリー・ガープー宮殿からは

広場と、他2つの世界遺産であるモスクを見渡せる。

 

 

遠目からでも、モスクの存在感に圧倒される・・・ことは間違いないのだけれど、

 

😟「ん???」

 

よ〜〜く見ると、


ドームの一部が剥がれているではないか!!!😱😱

 マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー

 

タイルの剥がれた部分を囲うように、足場の組み立ても設置されている。

 

 

あ、こっちのモスクも

 

マスジェデ・エマーム

 

このモスクの中に入ったとき、

修復中のドームの一部を見ることができた。

 

 

元の装飾に基づいて製作した型に合わせて

彩色タイルを削り、パズルのように当てはめていく。

 

400年前から受け継がれてきたこの技術。

ガイドさんによれば、技師の親から子への伝承が一般的とのこと。

 

ドームの大きさからも分かる通りそう簡単に終わる作業ではない。

修復部分の完成を見ずして、人生を終える技師もいる。

 

幾つかの部分に分けて作業するドーム、

一周分の修復が終わる頃には

初めに修復した部分が再び要修復の状態になっていたりする。

 





修復中でないことのほうが珍しい、2つのモスクのお話でした。

 


*エマーム広場の世界遺産 おさらい*

 

1. アーリー・ガープー宮殿


王族の住居


バルコニーからは広場で行われるスポーツ競技を観戦することもあったという。



夕方と夜もオススメ



2. マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー


王族専用のモスク


3. マスジェデ・エマーム


 

上記3か所詳細については

観光ガイドやインターネットで簡単に情報が手に入るので、割愛します。

 


*おまけ情報①*

 


マスジェデ・エマーム内では、

タイル装飾の職人さんが作ったお土産が買えます。

 


「バーザールで売っているものよりも質高し」 by ガイドのレザーさん(写真は値段交渉の図)

 

*おまけ情報②*

 

モスク内を歩いていると、

タイルを拭き拭きしているお兄さんたちにも出会えます。

 

 

カメラを向けると、

しっかりポーズをとってくれます。

 

 

タイル拭きも、

こっちが終わればあっちに、

全て終わったら再び初めに拭いた部分に、と

気が遠くなるであろう作業。

 

400年前に建てられたモスクを

支え続けてきたたちの存在、感謝した






アート事情)(と続きます!!


ひとまず、おしまい。

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