前回の投稿から時間が経ってしまいました。 気づけばテヘランに来て、早5か月!!!ヒョエ〜 書きたいことが沢山あるのに、追いついていません。 でも地道に…今回は、2か月前のことを書きます。(笑) 前回は、アーティストの活動を 経済的にバックアップする存在として オークションのことを書きました。 今回は、 特権階級によってアートが専有されてしまう オークションのような場から距離を置き 街を舞台に展開されるアートの取組みについて。 *** 今年1月4日〜11日、 Teer Art Weekという催しがありました。 テヘランの中心部を拠点に 展示、プロジェクト、レクチャー&トークなどが行われました。 会場は、ギャラリーやアーティスト・イン・レジデンスなどの いわゆる「アートスペース」にとどまらず、 カフェや、街のそのへん?!など、人通りの多いスポット。 なぜそんなところで… というのも、Teer Art Weekは “Joining the City, Citizens and Art” - まち・ひと・アートを繋ぐ “Bringing Art in Public” - アートを公共に持ち込む ということを念頭に置いているからです。 *** 先に個人的な感想を述べると、 技術的な面で 開催趣旨を体現できていない部分がいくつかありました。… Continue reading #9 Teer Art Week 2019 〜イランのアート事情 Part.3〜
Category: visual art
#8 Tehran Auction 〜イランのアート事情 Part.2〜
今月9日、 テヘランオークションにお邪魔しました! 2008年に始まった、 イラン最大のオークション。 テヘランのホテルを会場に 1年に2回、夏と冬に行われています。 私の行ったのは一般公開日だったため、 展示のみ。 競りは最終日だったようです。 国内外問わず、 イラン出身の現代アーティストの作品 114点(絵画94、彫刻14、写真6)が 出品されました。 その内、113点が 期間中に売却されたとのこと。 《untitled》Azra Aghighi Bakhshayeshi 先日ギャラリーを運営する女性に イランにおけるアーティストの活動について聞いたとき、 国内のアートマーケットが大きいという話をしていました。 確かに、 テヘランオークションの会場は 賑やかだった・・・! 報告によれば、 1000人を超える美術愛好者やコレクターが 集まったそう。 テヘランオークションの特徴は、 イラン出身のアーティストに絞って作品を 取り扱っていること。 排他的とも捉えられるけれど、 そこにはやはり彼らをプッシュしたいという 気持ちがあるみたいです。 オークションの規模もギャラリーの数も 世界各地のアート中心地と比較するのは 難しいかもしれませんが、 アーティストにサポーティブな環境が、 少なからずあるのだということを 実感しました。 《From the Minimalist Nature series》Arman… Continue reading #8 Tehran Auction 〜イランのアート事情 Part.2〜
#7 モスク維持の裏側 〜イランのアート事情 Part.1〜
これから何回か続けて、 アートについて書くことにします。 中でも、視覚芸術に絞った話を。 イランで目にすることができる美術として 真っ先に思い浮かべるのは、 遺跡と出土品🤔💭 イスラーム前後の建築と美術🤔💭 といったところでしょうか。 言うまでもなく、遺跡やモスクは必見。 何千年、何百年前の技術の高さとその美しさには息を飲みます。 しかし、現在の人々も負けず劣らず。 (1) 修復技術 遺跡やモスク、絵画の 保存状態の良さの背景には 建設当時の技術だけでなく 修復技師たちの技術があることを忘れてはいけない。 先日、エスファハーンに旅行した。 エスファハーンは、サファヴィー朝時代に繁栄した古都(16c後半-18c前半)。 高校の世界史の授業などで「エスファハーンは世界の半分」という言葉を 聞いたことのある人も多いのではないだろうか。 街の中心には、エマーム広場(「王の広場」「ナグシェ・ジャハーン」) この広場には、世界遺産がなんと3つも! そのうちの1つ、アーリー・ガープー宮殿からは 広場と、他2つの世界遺産であるモスクを見渡せる。 遠目からでも、モスクの存在感に圧倒される・・・ことは間違いないのだけれど、 😟「ん???」 よ〜〜く見ると、 ドームの一部が剥がれているではないか!!!😱😱 ↑マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー タイルの剥がれた部分を囲うように、足場の組み立ても設置されている。 あ、こっちのモスクも… ↑マスジェデ・エマーム このモスクの中に入ったとき、 修復中のドームの一部を見ることができた。 … Continue reading #7 モスク維持の裏側 〜イランのアート事情 Part.1〜